ゼロから始めるLeetCode Day112「500. Keyboard Row」
概要
海外ではエンジニアの面接においてコーディングテストというものが行われるらしく、多くの場合、特定の関数やクラスをお題に沿って実装するという物がメインである。
どうやら多くのエンジニアはその対策としてLeetCodeなるサイトで対策を行うようだ。
早い話が本場でも行われているようなコーディングテストに耐えうるようなアルゴリズム力を鍛えるサイトであり、海外のテックカンパニーでのキャリアを積みたい方にとっては避けては通れない道である。
と、仰々しく書いてみましたが、私は今のところそういった面接を受ける予定はありません。
ただ、ITエンジニアとして人並みのアルゴリズム力くらいは持っておいた方がいいだろうということで不定期に問題を解いてその時に考えたやり方をメモ的に書いていこうかと思います。
Python3で解いています。
前回
ゼロから始めるLeetCode Day111「682. Baseball Game」
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Twitterやってます。
問題
500. Keyboard Row
難易度はEasy。
問題としては、単語のリストwords
が与えられます。
下の画像のような英字キーボードの一行に存在するアルファベットだけで入力できる単語のみをリスト形式で返してください、という問題です。
Example:
Input: [“Hello”, “Alaska”, “Dad”, “Peace”]
Output: [“Alaska”, “Dad”]
Alaska
とDad
は共に真ん中のキーボードの列に所属するアルファベットのみで構成されていますのでリストで返されています。
解法
class Solution:
def findWords(self, words: List[str]) -> List[str]:
first = ["q","w","e","r","t","y","u","i","o","p"]
second = ["a","s","d","f","g","h","j","k","l"]
third = ["z","x","c","v","b","n","m"]
ans = []
for word in words:
first_count = second_count = third_count = 0
for letter in word:
if letter.lower() in first:
first_count = first_count + 1
elif letter.lower() in second:
second_count = second_count + 1
else:
third_count = third_count + 1
if len(word) == first_count or len(word) == second_count or len(word) == third_count:
ans.append(word)
return ans
今回は愚直に解いてみました。
各キーボード毎のカウントと単語の長さが等しくなればその単語はキーボードの一列のみで構成されている、ということだと考えました。
まず、各キーボードの列をリストに格納し、words
を単語に分解、そしてさらに小さい構成要素であるアルファベットに分解しました。
そして条件分岐で各アルファベットがどのキーボードに所属しているかを調べます。
具体的には各カウントをfirst_count
,second_count
,third_count
といった風に用意した変数を使って管理しています。
単語を構成するアルファベットを調べ尽くした後、単語の長さとfirst_count
,second_count
,third_count
のいずれかの値が合致すれば追加すべき要素、ということになるのでリストに追加する、といった風にしています。
最終的にリストans
を返せば終わり、といったような解き方となりました。
計算量はfor文を二重に回しているのでO(n^2)、ですかね。
これよりスマートな解き方が出来たよ!という方は是非コメントで教えてくださいお願いします。
では今回はここまで。お疲れ様でした。
追記
実行速度は以下のようになっていました。
Runtime: 28 ms, faster than 71.95% of Python3 online submissions for Keyboard Row.
Memory Usage: 14.4 MB, less than 5.49% of Python3 online submissions for Keyboard Row.
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